[2016_09_30_05]柏崎刈羽原子力発電所における津波評価について(東京電力2016年9月30日)
 
参照元
柏崎刈羽原子力発電所における津波評価について

 04:00
(前略)
1.2 津波に対する防護の考え方と防潮堤の位置づけ

 ● 大湊側の敷地に設置する施設・設備
  敷地の高さ(T.M.S.L.+12m)により津波から防護
   防潮堤によらずに津波に対する防護が達成可能であることから防潮堤(大湊側)は基準津波を上回る規模の津波に備えた自主的な対策設備と整理した。

 ● 荒浜側の敷地に設置する施設・設備 ※3号内緊対所及び同緊対所につながるアクセスルート
  防潮堤により津波から防護
   防潮堤により津波に対する防護を実現することから防潮堤(荒浜側)は「津波防護施設」と整理した。
   荒浜側防潮堤に対して基準津波を設定した。

1.3 津波水位評価の検討方針

 基準津波は,最新の科学的・技術的知見を踏まえ,波源海域から敷地周辺までの海底地形,地質構造及び地震活動性等の地震科学的見地から想定することが適切なものとして策定する。
 地震による津波のほか,地すべりによる津波など,地震以外の要因及びこれらの組合せによるものを複数選定し,不確かさを考慮した数値シミュレーションを実施して策定する。
 新規制基準に従い,供用期間中に施設に大きな影響を及ぼすおそれがある津波を評価した。
 津波水位評価の検討方針フローを下記に示す。
 なお,審査会合などでの議論を踏まえ,当初申請時から港湾内海底地形等の地形データを更新している。
(中略)

10.5 確率論的津波ハザード曲線の評価結果

 確率論的津波ハザード曲線として,1号炉取水口前面および大湊側遡上域内の例を示す。
 フラクタイル曲線は,確率論的津波ハザード曲線の総本数から,2,000本を抽出して算出した。



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